NATSUKI PROFILE

那月プロフィール

那月 峻 / なつき しゅん

birth:7.17
star sign : 蟹座
height : 167CM
blood : A型

歌劇というの男役が存在する特有の演劇スタイルを有する
歌劇★ビジューの主宰
また、看板俳優・衣裳製作・舞台製作、すべてを担当。

元OSK日本歌劇団の男役トップスター
劇団の中心演者として、歌・踊り・芝居と3拍子揃った男役スターと早くから注目を浴び、 甘い容姿と抜群のスタイルで人気を集める。
特にバラードの歌唱には定評があり “大人のレビュー”と評価される高い水準のOSKオリジナル作品の中で一際輝くトップスターの揺ぎ無い地位を築き上げた。

2003年 OSK退団後、 意欲的に舞台活動に取り組み枠に囚われない“男役”を表現しようと活躍の場を広げる。
同年8月には大阪リーガロイヤル・ホテルにてディナーショーを実施。
同12月・神戸北野にて“大人が観て楽しめるミュージカル”と題した公演を実施。

2004年 難波・マザーホールにて自主公演『Hot Spot』を実施。
立ち見まで完売という大盛況で幕を下ろす。
同12月 「歌劇★ビジュー」の主宰しとて、また看板俳優として始動。

2006年 『華紅の乱・BLACK HUNTERⅡ』公演が“独自性溢れる舞台を構築し、レビューの新しい方向性を示した”と平成18年度・文化庁芸術祭優秀賞を受賞。

2007年 芸術・文化の分野で優れた業績をあげ、将来の活躍が期待される芸術家に与えられる平成19年度・兵庫県芸術奨励賞を受賞。

2008年には、姫路菓子博2008において、24日間108回のロングラン公演を実施。
また、2009年には(財)兵庫県芸術文化協会主催によりのじぎくコンサート『Doux Passage』
キャンペーンイベントとしてカフェで楽しむ神戸レビュー、また横浜公演を実施。

そして2009年より、中国においても活躍の場を広げ、中国広州市の各国の友好都市によって開催される「広東国際旅遊展覧会」「国際友好都市の夕べ」「上海万博」などに兵庫県代表として参加。
その他、広東省からの招致公演や観光プロモーションなど、現在もさまざまな活動を意欲的にこなしている。

歌劇といえど、歌劇★ビジューという新しいスタイルは、豪華な衣裳やセットは使用せず、歌劇の常識から外れるスタイルを打ち出している。
そんな舞台は殊更に実力を問われる厳しい世界であるが、男役という表現方法を用い歌劇世界の“夢の住人”ではなく、現実に生きる原寸大の主人公を表現しようと活動を続け、進化した歌劇の在り方を現在も模索中である。

男役が存在する宝塚歌劇やOSK日本歌劇団に代表する“歌劇”というものは日本伝統芸である歌舞伎や能・狂言と同じく、日本独自の芸である。
そして、その歌劇の世界には『男役10年』という言葉がある。
どんな芸事にも通じることだが、長い歳月と経験を積んだ者だけが持つ特別な芸。
それは男役というものが特別な技術を要する特別な存在であるという証なのだろう。
ところが、時間をかけて育んだ男役の芸は劇団退団と同時に消えてしまう。
那月は一人の表現者として、男役を極め、男役の当たり前を破り、歌劇を進化させようとしている。

 


 

衣裳製作

歌劇★ビジューの衣裳のほとんどは、那月がデザインし製作しています。
ビジューの作品に合わせ、煌びやで豪華なものはありませんが、そこここに彼女のこだわりがあり、また彼女なりの美学があるようです。
バックステージの部分ではありますが、衣裳製作が那月の舞台生活の一部であることは間違いありません。
そんな那月の衣裳製作の作業を少しお見せしましょう。

 

パターンから パターンから

パターンから裁縫はまったくの独学で、舞台出演経験から得た手法で製作されています。
舞台衣裳と普段の洋服との違いは、まず動きやすさ。激しいダンスに適応し、それでいてラインが崩れないスタイルであること。
そのためには衣裳の元となるパターンから作られます。
那月の仕事はまずこのパターン作り。
どんなデザインにするかが決まると、その形をどうすれば立体に出来るのか。
本人曰く、まずは妄想からだそうです。

 

地道な作業 地道な作業

地道な作業パターンが出来ると次は生地を選び、裁断にかかります。
生地は使用する場面によって照明に映えるよう考えられます。また、汗にも対応した生地でなくてはなりません。
そして裁断。舞台衣裳はドレープやフレアーなど、想像以上にたっぷりと生地を使います。
1着の衣裳に10mの生地なんて当たり前。娘役の衣裳などはフリル部分だけに30mなんてこともあるのです。
その生地をひたすら縫い続け、地道な作業が続きます。
そして作業は舞台稽古直前まで行われるのです。

 

たまに息抜き... たまに息抜き…

たまに息抜き...衣裳に使う生地はほとんどが重いものが多く、またアイロンの作業もかなりのもの。
暑い夏の時期には冷房の効いた部屋でも汗だくの作業になります。そんな時は、やはり甘い物。つかの間の休憩には那月の大好きな甘いお菓子が登場します。
作業に没頭する時にはまずお菓子を買い込んで準備をするとか。
毎回、時間に追われ寝る間を惜しんでの作業が続きますが、ついついこだわってしまうそう。
そしてすべての工程を終え、ようやく那月ブランドの衣裳が完成するのです。

 

 

タティング&カルトナージュ

衣裳製作が高じて、数年前より那月が始めた…
【カルトナージュ/CARTONNAGE】と【Tatting/タティング】製作。

カルトナージュカルトナージュ カルトナージュ

厚紙を組み立てた箱などに紙や布を貼り付けて仕上げるカルトナージュ。
自他ともに認める「可愛いもの好き」でピンクやレースをあしらった作品が並ぶが、最近は趣味の域を超え、より実用性の高い作品づくりに意欲を燃やす。

2012年春より、不定期にカルトナージュ講習を実施。

 

タティングタティング タティング

小さなシャトルという器具を使ってレースを編むタティング。
繊細なレースの華麗さに興味半分で始めるも気づけばその魅力にはまり、現在は様々な作品を製作。

2012年暮れの『Bijou et Nole』公演では、衣裳と共に アクセサリー製作にもチャレンジ。
衣裳とアクセサリーの統一感が作品の雰囲気に一色を加えることとなった。

 

 


詳しい年表

2012年 2012年
池田泉州銀行特別共催による、4度目となる『DREAMS BOT』の再演。
カフェで楽しむ神戸レビューの春・秋、サロンコンサート春・夏を開催

 

2011年 2011年
2度の東京公演を実施、また中国・広州にて兵庫県観光プロモーション公演を上演
「第一回・神戸マラソン」のイベントに出演

 

2010年 2010年
6度目となる阪神・淡路大震災をテーマとしてた作品「Jamais Vu -玻璃(はり)の星くず-」手話を交えた公演を上演
レストランで楽しむサロン・コンサートを開始、現在は定期公演となっている
中国「上海万博」また、広東省より招致され「神戸・真珠物語」を世紀大会堂にて上演、12月には凱旋公演を兵庫県・公館にて上演

 

2009年 2009年
(財)兵庫県芸術文化協会主催により兵庫県公館にてのじぎくコンサート『Doux Passage』を実施
あいたい兵庫デスティネーションキャンペーンイベントとしてカフェで楽しむ神戸レビューを実施、現在は定期公演化されている
横浜ゲーテ座・開国博Y150において、横浜公演を実施
中国・広州市において「2009広東国際旅遊展覧会」「国際友好都市の夕べ」に兵庫県代表として参加

 

2008年 2008年
兵庫県との共催により、第25回全国菓子大博覧会・姫路菓子博2008において、『Sweet Drops ~あるパティシェの物語~』24日間108回のロングラン公演を実施、 連日大盛況に終わる

 

2007年 2007年
芸術・文化の分野で優れた業績をあげ、将来の活躍が期待される芸術家に与えられる賞、平成19年度・兵庫県芸術奨励賞を受賞。

 

2006年 2006年
『華紅の乱・ BLACK HUNTERⅡ』平成18年度・文化庁芸術祭優秀賞を受賞
“独自性溢れる舞台を構築し、レビューの新しい方向性を示した”と高く評価された

 

2005年 2005年
多民族・多宗教 共存都市KOBEフォーラム 『Gate of the Gods』 台詞を一切用いないミュージカルを上演
宝塚ソリオホール公演「華守りの塚」 宝塚歌劇とは一味違う “普段着の歌劇”として一躍話題となる

 

2004年 2004年
難波・マザーホールにて自主公演『Hot Spot』を実施、立ち見まで完売という大盛況で幕を下ろす
同年12月、劇団主宰・看板俳優として、また衣裳担当として歌劇★ビジューを始動

 


 

2003年 2003年
近鉄劇場・ OSK解散公演「エンドレス・ドリーム」 名実共にOSK日本歌劇団のトップスターとして終演の大役を果たす
近鉄OSK解散と同時にOSK日本歌劇団を退団

 

2001年 2001年
近鉄劇場公演「闇の貴公子」 陰陽師・安倍晴明をミステリアスに美しく演じ、その好演ぶりは2003年「新・闇の貴公子」再演につながった

 

2000年 2000年
近鉄劇場公演「エル・アモール・グランデ」にてトップスター就任

 

1985年 1985年
OSK日本歌劇団入団
同年 近鉄あやめ池円型大劇場 夏季公演「アイガット・レビュー」初舞台

 

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